音質改善テクニック7




    1:ジッタ低減による音質改善
       CDやMD、DAT、CDRなどのデジタル機器は、同じメディアを再生しても、記録されて
    いるDATAは同じものであるが音質は機器によって異なって聞こえます。

        この原因は、ジッタと言われています。
        最近のDACは、1BITDACと呼ばれ、ジッタに弱いと言われています。
    ジッタが増えると、聴感上、音が濁って聞こえたり、歪みっぽく聞こえたりします。
         これを改善するためには、デジタル接続時は、同軸ケーブル(75Ω)線を必ず使う様に
    します。光ケーブルは、グレードの低いものは、光伝送上、ジッタが増えたりします。あまり

    お勧めしません。
 

    2:ハード的ジッタ低減方法
            デジタルインターフェースにおいて、送信側のクロックに同期するために、受信側の
    PLL で同期したクロックを作っています。この時、受信側のPLLの性能が重要です。

    このPLLの性能が悪いと、クロックが揺れ、ジッタになります。
        そこで改善するために、もう1つのPLL(2’ndPLL)を追加することで大幅にジッタを低 
        減する事が出来ます。これは、PLLの内部のフィルターで、ジッタ成分が低減されて
   VCOで、きれいなクロックが生成されます。

           最近残念なのが、バリメガモジュールが手に入らなくなっていて、2’ndPLL回路を
   簡単に作ることが難しくなりました。